よく方々の漢方薬局と話をしても合意するのですが
・総合病院は、いかにマシンガンみたいに外来を高速で回転させるかがキモ
・じっさいそうしないと儲からないシステムだと医師病院も認めている(同じ理由で、カルテ開示を求める外来診療に反対する医師も居る…手間が増えて外来が回らなくなる)
しかし、漢方というのは、
・薬師や医師と、じっくりお話をしてのカウンセリングな診断でないと、詳しい様子や経過がわからず、いまの総合病院の外来のような回転率では意味半減
・同じ理由から、独学を進めるにしても何年も自分をモルモットにしつつ知識と経験を深めなければならない
えてして、漢方外来のある病院は、大きめの総合病院です。
しかし、漢方は総合病院の外来とは相容れない。
とはいえ、だから面倒だとか儲からないと言って、なくなってしまってはもっと困るわけです…
漢方外来医にも様々な人が居ます。
・とにかく医師の診断側を押しつけるタイプ
・患者の要望も、知識などに応じて聞き入れるタイプ
・西洋的フローチャート診断で、どうも漢方的な診断ではないタイプ
・多少は漢方的な知識や診断を心得ているタイプ
・患者が無知なのをいいことに、数年も同じ処方を飲み続けさせる町医者タイプ
ネット上を見ても、やはりこのへんでみなさますれ違いやトラブルを抱えることがある様子。
実例で言うと…
医師「薬の飲み過ぎじゃないですか?今月の診察回数が異常です」
医師「薬が効いてるのか不安になる、もっと生活改善を」
しかし実際は
・薬の効き目がわからない=マシンガン診察3~10分では、全体把握は無理
・漢方を主力にした療法=絶えず処方は変わるので、もらう薬の種類は増えやすい
ここまでわかってる漢方外来医は、おそらく東大附属レベルにすら居ないと思われます。
加味帰脾湯を人参養栄湯にしたらもう2処方。
さらに柴胡加竜骨牡蛎湯から柴胡桂枝湯にすると4処方。(念のため小柴胡湯と桂枝湯に分けておくと+1処方)
さらに桂枝茯苓丸と半夏厚朴湯を試すと6処方。
余りも出るしもらう頻度は多くなる。
無駄が出るようでもこれは消去法ですから、しまいには証が見つかるわけです。
漢方は数年単位で保存できるので、忘れた頃にストックとしても使える。数ヶ月おきに症状が出るが一回では余り飲まない方剤もある。
漢方を主力にしない患者、医師にとっては、見慣れない光景でしょうね。
でもね
これはあくまで、保険薬に依存して、妥協し、安くあげてる場合なんです。
これがお金持ちの、煎じ薬となってご覧なさい…
それこそ原材料だけ多量に仕入れておいて、毎日ごとにでも自分で調剤して、処方を変更するでしょうね…かの徳川家康もこれのマニアだったとか。
それはおかしいことではないんです。
インド地方のスパイス料理…カレーソースに代表されるあれらも『毎日』、家族の体調や季節柄に合わせてお母さんが調合を変えている。そんなことは中国の薬膳でも韓国のキムチでもどこでもやってきた。日本にもお屠蘇とか七味としてそれが輸入された。
総合病院が、西洋医学のサブとして使うのと
漢方メインで使うのでは
ぜんぜん違うのは覚えておいた方がいいでしょう。
原付スクーターでも、クルマや大型バイクのついでとか、家族で一台使い回しの場合と、
原付スクーターをメインにしてる場合では
乗り方やライテク、いじりかたも、全然違うでしょ?まさに一流プロとド素人の落差が、同じ公道に混在しています。
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